こんにちは。

日曜日のブログ担当・ストーリーライターの清水です。

 

月に一度の本を勝手に紹介するコーナー。

今月は『ハンサムな彼女』です。20年以上前に完結している漫画ですね。

『ハンサムな彼女』という漫画は私が初めて買った漫画雑誌に載っていました。

高校生でありながら人気女優の主人公と世界的著名な脚本家の息子の

恋愛を描いている漫画です。

初めて買った雑誌で偶然カラー表紙だったこの漫画。

当時小学生だった私はドキドキワクワクしながら二人の恋を読んでいました。

単行本をそろえるほど大ファンでした。

 

月日が経ち・・・。

突然読みたくなりましたが、手元にはもう単行本はありません。

漫画レンタルで近くのお店で借りられることを知り、思わず全巻借りてしまいました。

借りたのは、私がそろえていた単行本…

ではなくて文庫版にサイズ変更してリニューアルされているものでした。

文庫本の最後に初めて読むあとがきが掲載されていました。

それは作者が、大人になった当時の読者に向けて書いてくれた文章。

 

自分は漫画を通して伝えたいことを書くことができない。

それでいいと思っている。

そんなことが書いてありました。

 

著者が学生の頃、学校に講演会に来た人がファッション雑誌の編集者で、

そこで意地悪な質問が飛んだそうです。

新聞は目的・使命に溢れているが、ファッション雑誌にはどんな目的使命があるのか?

編集者は笑顔で、動揺する素振りもなく

新聞の箸休めでいい。

だからメッセージ性が強いモノではなくパラパラと何も考えずにページがめくれるもの。

抜きに使ってください。

そう答えたことがとても印象に残っていたそうです。

 

この漫画の掲載誌は「りぼん」という雑誌で主に小学生の女の子あてに

書かれている雑誌です。

その性質もあってか、ただドキドキワクワクしてくれたらそれでいい。

そんなものがあってもいいのではないか?教科書の合間に手に取る息抜きでいい。

と言うようなことが書いてありました。

 

久しぶりに読み返したハンサムな彼女は、少女漫画ならではの甘酸っぱさと、

思わず突っ込まれずにはいられない部分と

(このあたりが大人になったなぁと思いました 笑)

色々な感想でしたが、

やっぱりドンドンとページをめくってしまう魅力で溢れていました。

 

私はどうにもメッセージ性が強いモノを選びがちと言いますか…

メッセージを込めないといけない。

作者のメッセージをくみ取らないといけない。

そう勝手に思い込んで本を読んできました。

いつの間にかそうなっていました。

 

それは物書きとなった今も同じでした。何かメッセージを込めないと・・・。

それこそが「いいこと」と勝手に決めつけて囚われていました。

無意識に。

 

でももっと楽な気持ちで、ただ楽しい。ワクワクした。面白かった。

それだけでいいのかもしれない。

少なくとも、小学生の時にはそうやって本に触れていたな・・・。

と思い出させてくれました。

 

ハンサムな彼女はもちろん、小さい頃ハマっていて記憶の片隅に残っている

漫画を読み直してみると意外な発見がありますよ。

それは思いがけないメッセージかもしれないし、

当時は気が付けなかった部分かもしれない。

ただ、ドキドキワクワクするだけかもしれないし、

逆になんでおもしろかったのか分からなくなっているかもしれない。

どれでもOK!でもきっと、大人になった自分と子供の自分が邂逅できる場のはずです。

 

紹介する本最近漫画が多いですね・・・。8月はビジネス書の予定です!!

                                                                                              

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