こんにちは。
日曜日のブログ担当・ストーリーライターの清水です。
いつもなら月一のお薦め本を紹介する日なのですが、
今日はちょっとだけ独り言にお付き合いください。
ここ2週間ばかり、『命』や『人生』などについて
頭の中でぐるぐる動いているものがありました。
きっかけを与えてくれたのは、同級生の死。
彼とは同郷でした。
北海道という広大な土地の田舎でのそれは、
小学校~高校までを同じ学び舎で過ごすこととほぼ同じ意味を持ちます。
私と彼の関係性もそういったものでした。
沢山話をした時もあったし、
運動会で声援を送ったこともあるし、
発言で笑わせられたことも、
イラっとしたこともある(笑)。ごく普通の同級生。
その彼が、頑張っているというのを聞いたのは、
高校を卒業して、同級生が離れ離れとなってから
5~6年ぐらいしてからでしょうか?
無酸素で色々な山を単独で登っている。
知らぬ間に彼の存在は有名になっていました。
テレビや雑誌でも特集が組まれ、本も出していていました。
残すはヒマラヤのみ。
職業が登山家。収入は講演会や企業にスポンサーに
ついてもらってのものだったのだと思います。
冒険を共有する。
そのコンセプトは多くの人の共感を呼び、
励まされる人、応援する人が沢山いたようです。
同級生が有名人になってテレビなどで活躍をしているのを見ると、
嬉しさもあり、どこか嫉妬もあったような気もしています。
でも、応援していました。
それは同級生としての応援。
例えば、運動会で、同じクラスの男子に声をかけるような・・・。
そんな気持ち。
理由のない無条件な応援でした。
その後の彼は、ヒマラヤに何回か挑戦をしますが、うまくいきません。
批判がどんどん大きくなっています。成功しないことと、
登り方一般的な登山でいう無酸素や単独とは異なっていたことから、
少しずつインターネット上で叩かれるようになっていきました。
私は登山について無知なのでそのあたりについてはよくわかりません。
ですが、彼が亡くなった後にどんな登山をして命を落としたのか
気になり調べてみたところ、
失敗しているのにどんどんルートを難しくしていったようです。
途中、指を9本無くしたのにも関わらず、
どんどん難しい・・・危険なルートを登り始める彼。
『死にに行くようなものだ』『いつかはこうなる気がしていた』
警告を鳴らしていた方も多くいらっしゃったようです。
訃報を聞いて、もやもやとした気持ちを抱えていた時、
偶然、成瀬社長から私宛にメッセージが届きました。
『ブログの更新大変ではないですか?負担になるようなら、
あまり無理はしないでください』そんな内容でした。
成瀬社長は私と同級生の関係性は全くご存知ではなかったはずなので、
偶然このメッセージを送っていただいたのだと思うのですが、
嬉しくて心が軽くなりました。
それは弱音を吐きたくなったらはいてもいいという安心感。
ポジティブな言葉をかけるだけが優しさではない。
相手を気遣い、適切な手を述べようとしてくれているその姿。
改めて成瀬社長の心の大きさを感じさせていただきました。
と同時に、彼にはその甘えを許してくれる、
弱音を吐かせてくれる相手が晩年いたのかと思いを巡らせました。
病気や交通事故ではなく『まるで死を予兆させるような登山』での死は、
自殺ではないにせよ、私の心に引っ掻き傷を付け、出ない答えを探しています。
同級生として何かできる事が…。
同級生だからこそできた何かがあったのかもしれない。
無条件に応援していた私たちだからこそ…。
そんな後悔をくれた、同級生の死でした。
彼がどういう思いで登山を重ねていたのかもう知る由もありませんが、
最後は穏やかな気持ちであったらいいなと思います。
最後に、同級生として一言。
『お疲れ様、カッコよかったよ』
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