こんにちは

日曜日担当のストーリーライターの清水美紀です。

 

題名の通りですが、北海道は秋真っ盛りです。

高野だけでなく、平地である街中も、紅葉で色鮮やかになりました。

先週は読書で秋を感じる話を書きましたが、

今週は…目でも秋を感じることができます。

そして肌は…早くも冬のにおいを感じています。

 

季節の移ろいは、あっという間。

身を引き締めないとすぐに年末になりそうですね…。

 

 

話を秋に戻しますが、

北海道は市街でも、どこかしらの山(あるいは自然)が見える箇所が多いのですが、

この季節の山は本当にきれいですね~。

 

よ~~く見ると、

一つの山の紅葉は、黄色だけの箇所も、赤いだけの箇所もなく、

様々な色が複雑に絡みあって見事なコントラストを見せてくれています。

まさしく芸術の秋!!

 

更に観察を続けると…

例えば黄色でも、同じ木の隣同士の葉でも色合いが微妙に違います。

同じ色・形をしている葉はない。

当たり前のことですが、その偶然が見事に重なりあって、綺麗な世界を作っています。

来年も紅葉は起こりますが、全く同じ景色にはならないでしょう。

その事実が、更に美しさを際立たせている気がします。

 

 

ありきたりで、言われすぎていることですが、

私たち一人ひとりは違う人間で、同じ人間は他にはいない。

それぞれが一枚の葉で、山全体が社会だとしたら、

自分と同じ人はいないからこそ、

調和がとれていて、とても美しい社会なのかもしれません。

 

そんなことを思うと、自分はちっぽけな存在だと思っていましたが、

そうではなくて、自分でも気が付いていない大きな役割の一つを担っている気がして、勇気が持てます。

 

 

季節の移り変わりを感じやすい時期だからこそ、

一度立ち止まって、自分のいる場所を確認したい。

そんなことを考えさせてくれる秋の一日です。