こんにちは！
毎週土曜日のブログ担当をしています、
提携コピーライターの林 孝治（はやし こうじ）です。
先日、友人と電話で話していたところ、
とっても気になる言葉がありました。
『いい親でいたい』
この言葉ってよく使いますよね。
「部下から“いい上司”って言われたい」
「このお店、なんだか“いい雰囲気”だよね」
「今日の髪型は“いい感じ”にきまった」
あ、パフィーの“これが私の生きる道”の歌い出しも
「近ごろ私たちは いい感じ」と言ってましたね（笑）
話が脱線しちゃいましたが…
どういう基準で言っているのかはコンテクスト（状況や背景）にもよりますが、
僕らはよく「いい」という言葉を使います。
しかも、誰かとお話をしていて
なにがいいかも具体的にわからないけど、
なぜか「わかる、わかる！」と返事したり、伝わったりしてます。
よくよく考えてみると、不思議ですよねー。
相手が「いい」と言っただけなのに、こちらも「いい」と思ってしまう。
「子どもたちにとって、いい親でいたいんです」
と言われたら、なぜだかわからないけど
「僕もそう思います。いい親でいたいですよね」
と答えちゃいます。
この「いい」という言葉は、
共感してもらいたいときに使うといい言葉なんですね。
ただ、その反面、
情報を曖昧にしてしまいがちな言葉でもあります。
たとえば、
「子どもたちにとって、いい親でいたい」
といったとき、どういう親をイメージしますか？
自分のことを後回しにして、子どもを最優先することなのか。
いつも明るくて笑顔が絶えないことなのか。
「お父さんみたいな大人になりたい」と思ってもらえるような存在なのか。
なにが言いたいかというと、
「どんな親が“いい親”だとイメージするかによって
子どもとの接し方や心のあり方は変わる」
ということです。
これは子どもとの関係に限らず、多くの人との関係にも言えることです。
上司や部下、同僚といった職場関係や友人、恋人、家族などすべて。
そして、“いい親”のイメージをしたときに
本当にそれが“望ましい姿”なのかを確かめることが大切です。
というのも、親でも、会社の上司でもそうですが、
「教えてやることが正しい」と思っていて、答えをすぐに教えてしまう人がいます。
状況にもよりますが、
それが子どもや部下にとって、本当に望ましいことなのか？
と疑問を持つことが大切なんです。
答えをすぐに教えてもらえると、人は考えなくなります。
むしろ、誰かにすぐ答えを聞こうとしてしまい、
なにか問題が起きたときに対処できないかもしれません。
そう考えると、“いい親”のイメージは、本当に望ましい姿ですか？
そこで、年末ということで、
来年へ向けて“いい〇〇”を見つけるヒントをお伝えします。
ゆっくりと時間が取れて、リラックスできるときに考えてみてください。
注：〇〇には、親、上司など、
自分の立場を特定することを入れてください。
＝＝＝
Q．１ あなたにとって“いい〇〇”とは、どんな人ですか？
Q．２ それは、どうしてそう思ったのですか？
Q．３ それを相手から見たときに、相手はそれを望んでいますか？
Q．４ “いい〇〇”でいることで、どんな未来に繋がりますか？
Q．５ その未来を実現する“いい〇〇”になるには、どんなことから始めますか？
＝＝＝
これらの質問を上手に使うと
相手がイメージしていることや理由を引き出すことができます。
それによって、ミスコミュニケーションを減らすことができたり、
どんな目標を達成したいのかが見えてきます。
ぜひ手帳にメモして、いつでも使えるようにしてみてください^^
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